・45歳から転職することはできるのか
・45歳以上の転職にはどんなスキルやキャリアが求められている？
・45歳以上の転職で成功するための方法が知りたい

このような悩みを解決します。新卒から会社に入社しているとなると、45歳は20年以上のキャリアがあり、今後自分がどのようにキャリア形成していこうか考える時期にもなります。中には同じ会社に留まるのではなく、転職して新しいキャリアを築こうと考えている人も多いのではないでしょうか。本記事では45歳以上の転職が難しいと言われる理由と、成功・失敗する人それぞれの特徴や転職で成功するための方法に関して解説していきます。特に45歳以上で転職を検討している人は、本記事を参考にしてください。また、45歳転職を目指す上でおすすめの転職サイト【リクルートエージェント】【dodaエージェント】【JACリクルートメント】等を紹介していきます。

45歳からの転職が難しいと言われる理由

なぜ45歳以上の転職は難しいと言われるのでしょうか。ここではまず、45歳以上の転職が難しいと言われる理由を、具体的に解説していきます。

既存社員以上のマネジメントスキルが求められる

最初から育成する予定であれば、会社は中途社員ではなく、新卒の社員を採用します。その方が育成した後、長く勤務してくれる可能性が高いからです。そのため中途社員には、新卒にはないスキルやキャリアが求められます。45歳以上となると、より高いスキルやキャリアを求めて採用担当者も選考を実施します。一般的な会社であれば、45歳以上の社員は課長や部長など、マネジメント業務中心の役職についています。そこで45歳以上の転職で入社してくる社員には、特にマネジメントスキルが求められています。既存社員よりもマネジメントスキルが低い社員は、あまり求められていません。既存社員と同程度のマネジメントスキルの社員であれば、既存社員の中で役職につける人材を採用すれば良いだけのことです。そのため45歳以上の転職希望者には、高いマネジメントスキルが求められています。45歳以上の転職では、非常に厳しい選考基準が設けられている可能性が高いです。

45歳以上の求人が少ない

20代や30代と比較すると、45歳以上の求人は少なくなるのが実態です。基本的に会社が中途社員として、募集をかける理由は主に4点あります。

• 即戦力を確保したい
• 退職者で不足した人材の穴を埋めたい
• 組織の年齢構成バランスを整えたい
• 必要なスキル・キャリアを持つ人材を採用したい

このうち即戦力の確保や退職者で不足した人材の穴埋めに関しては、長く勤務できる人材も求めているため、45歳以上の人材は当てはまることはありません。45歳以上の人材に求められている条件は上記4点の中でも、必要なスキル・キャリアを持つ人材を採用したいことです。必要なスキル・キャリアでも20代30代と比較すると、高い水準のものを求められます。そこで45歳以上に求める条件が限定的になるため、求人数が少なくなってきます。

マネジメントしづらいと思われる

45歳以上は一般的に会社であれば、課長や部長の役職についている社員が多くいます。そこで45歳以上の社員が入社しても、他の若手既存社員と比較してマネジメントをかけるのに気が引けてしまうことにも繋がります。また新卒や若手の中途社員であれば、会社での仕事内容や風土に関して1から教育していけば良いですが、ある程度年齢が進んだ45歳以上の中途社員だと、どこから教育すれば良いのかわかりづらいです。45歳以上になると、既存社員がマネジメントをしづらいと考えるため、45歳以上からの転職は難しいと言われています。

未経験の職種・業界に転職することは難しい

新卒や若手の中途社員だと、スキルやキャリアだけではなく、今後のポテンシャルを期待されて採用されることもあります。しかし45歳以上の中途社員になるとポテンシャルが求められることはあまりなく、高いマネジメントスキルやその業界の専門的なスキルやキャリアが求められます。未経験の職種・業界になると、新卒や若手の中途社員が優遇される傾向です。そのため、45歳以上の未経験職種・業界への転職は難しいです。

新卒と比較して長く働くことはできない

新卒は入社してから定年まで、約40年間会社で働くことが可能です。しかし45歳以上の中途社員になると、定年が65歳としても20年ほどしか働くことができません。長く働いて会社に貢献してもらうことを期待するのであれば、新卒や若手の中途社員の方にニーズがあります。45歳以上の中途社員が採用されるのは、短い勤務期間でも会社にとって重要なスキルやキャリアが期待されているためです。基本的には会社は長い期間をかけて教育し、社員1人ひとりを会社の戦力としていきたいと考えます。しかし45歳以上になると、長い期間かけて教育しても、その後会社の戦力として働ける期間が短いため、即戦力となる人材を求めるようになります。そのため45歳以上は長く働くことができないというのも、転職が難しいと言われる理由の1つとなっています。

今よりも年収が下がるリスクが高い

45歳以上からでも転職することが可能です。しかし現実として、マネジメントスキルや専門的な業界知識・経験など、高い基準が設けられています。高いスキルやキャリアを持っていれば、より高い年収水準の会社に転職することが可能です。一方、自分のスキルやキャリアが、会社で求められている水準に達していない場合、転職することで年収が下がるリスクもあります。ここでのスキルやキャリアは、同じ45歳以上の人材の中でも高い水準のものを求められているため、自分の市場価値を誤ってしまうと、年収が下がる転職をしてしまう結果に繋がってしまいます。

資格はあまり効果がない

新卒や若手の中途社員だと、簿記やTOEICなどの資格が評価される可能性は高いです。資格で評価されるのは、個人で行う仕事のスキルに対しての水準であることが多いです。しかし45歳以上の社員に求められているのは、そのような個人で行うスキルではなく、マネジメントスキルや専門的な業界知識・経験など、他の社員を巻き込んで活用できるスキル・キャリアであることが多いです。資格で得られるスキルに関しては、評価よりも持っていることが前提で考えられています。資格が全く効果がないわけではありませんが、簿記であれば1級など、高いスキルを提示できる資格であることが重要です。45歳以上の中途社員は資格ではなく、これまで会社で培ってきたマネジメントスキルや、業界の知識・経験が求められています。

45歳以上の転職で失敗してしまう人の特徴

ここまで45歳以上の転職が難しい理由に関して紹介してきました。転職する以上、失敗したくはないはずです。そこでここでは、45歳以上の転職で失敗してしまう人の特徴に関して、詳しく解説していきます。失敗してしまう人の特徴を理解した上で、自分が失敗する側にならないよう注意していきましょう。

過去の実績に固執してしまっている

45歳までキャリアを積むと、少なからずスキルやキャリアが蓄積されます。45歳以上の人材には、高いスキルが求められていますが同時に、変化に対応してチームを引っ張っていけるマネジメントスキルも求められています。過去の実績に繋がったやり方が、今後も実績に繋がり続けるとは限りません。会社を取り巻く環境は日々変化していくため、変化に応じた仕事の仕方を変える必要があります。しかし過去の実績に固執してしまうと、そのやり方を変えようとしなくなってしまいます。そうなると転職先の会社にとって貢献する人材になるどころか、会社に損失を与えてしまう社員になるのではないかと採用担当者に認識されてしまうことに繋がるため注意が必要です。そこで過去の実績に固執してしまうことが、45歳以上の転職で失敗してしまう理由の1つになります。

会社が45歳以上に求めている人材条件を理解していない

会社が45歳以上の社員に求めている人材条件は、若手の中途社員とは異なります。即戦力になる人材という点は同様ですが、45歳以上にはマネジメントスキルや高い専門性が求められます。しかしそれらの人材条件を理解していないと、自分自身の仕事での実績などの個人単位での話をしてしまいがちです。そうなると例えあなたに高いスキルがあったとしても、求める人材条件に当てはまらず、選考通過できる可能性は下がってしまいます。そのため会社の求めている人材条件を、しっかり理解することが重要です。

役職維持や年収アップにこだわりすぎてしまっている人

現職で課長や部長など重要なポジションについている人が、必ずしも転職先で同じ役職につけるとは限りません。入社時には平社員からスタートすることもあります。しかし現職で重要な役職についていると、役職は最低限維持したい、年収アップすることに固執してしまう人もいます。しかし現職での役職や年収は現在勤めている会社からの評価であって、転職先の会社からの評価は異なります。特に45歳以上の人材になると、求められる水準も非常に高くなります。そのためあなたが市場で求められている水準に達していない場合、役職維持・年収アップに繋げることは難しいのが実態です。

転職してからのビジョンを説明することができない

45歳以上の中途社員には、個人でどのように会社へ貢献していきたいかに関しては求められていません。それ以上に、自分のこれまで培ってきたマネジメントスキルや専門知識・経験を使ってどのように会社全体の売上・利益を変えていきたいかが求められています。実績だけであれば、高い実績を持つ人材は多くいます。その中でも自分の選考通過率を高めるためには、いかに自分の実績が転職してから会社の売上利益向上に貢献できるのか具体的に説明することが重要です。

心の余裕がない状態で転職活動を始めてしまう

転職を検討するには少なからず、現在の会社に不満があることが多いです。しかし「人間関係が悪くすぐにでも転職したい」「年収が低く切羽詰まっている」といった心の余裕がない状態で転職活動を始めてしまうと、失敗するリスクが高まってしまいます。若手の中途社員であれば、多少は初々しいと見られる部分もあります。しかし45歳以上の中途社員になると、即戦力として会社を引っ張る立場になることを期待するため、心の余裕がない社員はその時点で採用のラインから外されてしまう可能性が高いです。そのため心の余裕がない状態の場合、その原因の解決から始めることが重要です。

未経験の職種・業界に転職してしまう

45歳以上の転職者に求められるのは、業界での専門的な知識や経験です。未経験の職種・業界だと自分が、これまで積み上げてきたキャリアが活かせない可能性があります。未経験の職種・業界はポテンシャルの高い新卒や中途の若手社員の方が優遇される可能性が高いため、未経験の職種・業界に転職するのは失敗するリスクが高いです。

45歳以上の転職で注意するポイント

次に45歳以上の転職で、注意するポイントを紹介していきます。先ほどの失敗してしまう人の特徴に関して意識することも重要ですが、注意するポイントは他にもあります。ここで注意するべきポイントの理解を深めて、転職活動を正しく進めていけるようにしていきましょう。

45歳以上からの転職は難しいことを理解する

まず45歳以上からの転職は、難しいことを理解する必要があります。基本的に45歳以上からの転職者に求められる水準は非常に高いです。例えば、「未経験で45歳以上でも大丈夫」とうたっている求人もありますが、慢性的な人手不足・待遇がよくない可能性があります。しかし45歳以上からの転職は難しいですが、不可能ではありません。まず難しいことを理解して、しっかり対策していけば転職を成功させることは十分に可能です。

在職中に転職活動を進める

現職を退職して転職活動を進めることは、おすすめできません。その理由は2点あります。1点目は「長期化により金銭的に逼迫するリスクがあるため」です。転職活動は必ずしも、予定していた期間で完了するとは限りません。半年・1年と長期化する可能性があります。会社を辞めて転職活動を始めるということは、収入源が断たれている状態です。その状態でいくといくら貯金があったとしても、長期化することで経済的に苦しくなってしまいます。そして経済的に苦しくなってくると、焦りが出てきてしまいます。そうなると転職活動への余裕がなくなることに繋がりかねません。結果、より待遇が悪い・年収が下がってしまう転職に繋がってしまいます。そのため、余程転職活動ができないほど激務な職場でない限り、現職を続けながら転職活動を進めることが重要です。

中高年キャリアに求められているスキルを理解しておく

45歳以上の人材には年齢に応じたスキルが求められています。そのスキルを理解することが重要です。45歳以上の人材に求められているスキルは主に以下の3点です。

• 専門分野への知識・経験をもち、即戦力になる
• 他の社員の育成・管理ができるマネジメントスキル
• 年下の先輩社員や職種・風土の違いを受け入れられる柔軟な姿勢

上記のスキルが必要であることを理解した上で、自分のこれまでの仕事のどの部分が当てはまるか明確にしておくことが重要です。

45歳以上の転職で成功する人の特徴

次に45歳以上の転職で成功する人の特徴を紹介していきます。20代の若手と45歳以上では、転職において求められるスキルが異なります。当然20代の若手で求められるスキルは、持っていることが前提です。45歳以上の転職で成功する人の特徴を押さえた上で、転職活動に臨むようにしましょう。

会社が求める人材を理解していた

45歳以上の人材には、マネジメントスキルや専門的な知識・経験が共通して求められます。しかしそのほか会社によって、求めるスキルはそれぞれ異なります。そのスキルを理解していないまま選考に進むと、求めるスキルを持っていない人材と認識されてしまい、転職がうまくいかなくなってしまいます。そのため、募集要項の確認をするとともに、IR情報や会社の仕事内容を深く理解し、現在中途ではどの部分が求める人材の条件になっているのか把握することが重要です。

変化に対応して働けることを説明できた

45歳以上の人材には、高いスキルとともに、変化に対応して働けることが求められます。45歳になるとある程度前職まで実績や経験を積んでおり、過去の仕事のやり方に固執してしまいがちです。そのためそのような固定概念はなく、常に環境の変化に合わせて仕事のやり方を変えていくことができる人材であることを具体例を含めて説明できるようにする必要があります。45歳に求められているのは、1人で動いて成果を出すことではなく、チームをまとめて成果を出すマネジメントスキルです。マネジメントをする側の人材が、過去のやり方に囚われていては、チーム全体が環境の変化に合わせて仕事をすることはできません。そのため、変化に対応して働けるというのを説明できることが重要です。

部下や新人の育成に携わった経験がある

45歳以上になると少なからず部下や新人の育成に携わった経験があるのではないでしょうか。会社も部下や新人を育成し、チーム全体で成果を出せるようにしてもらうことを45歳以上の人材に求めています。そのため現職の仕事の中で、部下や新人の育成に携わり、成果を出せるようにした経験などを説明できると、採用担当者からの評価も上げることが可能です。また経験を話すだけではなく、転職先でもどのようにマネジメントして成果を出していくのか説明することができれば、より評価を上げることができます。

自分で求人を探さずに紹介してもらう

転職は自分で求人を探して、選考を受けるだけが全てではありません。転職エージェントを活用して、自分のスキルに合った求人を紹介してもらうことやヘッドハンターと繋がりを持って求人を紹介してもらうこともできます。紹介であれば、自分で最初から求人を探すよりも選考通過率を高めることが可能です。特に転職エージェントでは、あなたのスキルやキャリアのヒアリングをもとに、希望に合った求人を紹介してもらうことができます。

即戦力であることをアピールできた

即戦力であることをアピールできる人は転職成功率が高まる傾向です。特に45歳以上の人材は初期教育をあまりやらずに、即戦力として会社の売上利益の向上に貢献してもらうことを期待されています。そのため、自分がいかに即戦力として会社に貢献できるのか、具体例を持って説明できると採用担当者からの評価を上げることに繋がります。当然ただ即戦力として貢献できますと伝えても、説得力を持たせることができないので、自分のこれまでの経験から、具体的に転職先の会社でどのように即戦力として貢献できるのか説明することが重要です。

45歳以上の転職で成功する方法

次に45歳以上の転職で成功するための方法に関して紹介していきます。45歳以上の転職は難しいですが、しっかり対策していけば、年収を上げる・より待遇をよくするといった成功に結びつけることは可能です。特に45歳以上でこれからどのように転職活動を進めていき、失敗したくないという人は参考にしてください。

転職エージェントを活用する

45歳からの転職活動で少しでも成功率を上げるために、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントを活用して、アドバイザーから45歳からの転職活動に関して、対策に関する方向性やポイントを明確に示してもらうことができます。そして転職エージェントはただ活用するのではなく、有効活用することが重要です。転職エージェントは転職活動における、多くのサポートを受けることができます。具体的な方法としては、

• ヒアリングをもとに自分の要望に合った企業の紹介
• 履歴書や職務経歴書の書類添削を何度もしてもらう
• 徹底した面接対策
• ネットでは探せない情報の提供
• 内定後の条件交渉

の5点です。転職エージェントを活用することで、専任のキャリアアドバイザーから自分のスキルやキャリアを活かせる会社の紹介や、会社の人事への交渉などのサポートを受けることができます。特に45歳以上の転職活動では、高いスキルを求められているため、自分のスキルの棚卸しを一緒に行ってもらい、選考通過率を高められる対策を行うことが重要です。そこで万全なサポートを受けるために転職エージェント選びは必須です。

• 求人の量と質
• ヒアリングをもとに適切な提案を受けられるか
• アドバイザーからのサポート力

上記のポイントからどの転職エージェントからサポートを受けるか考え、サポートを受けることが重要です。転職エージェントであれば転職活動に関するサポートを受けることができますが、DODAやリクナビなどの大手転職エージェントの方が、より充実したサポートを受ける事ができます。

中小企業を中心に転職活動を進める

大企業が全て年収・待遇のアップに繋がるわけではありません。中小企業を中心に転職活動を進めるのも1つの手です。中小企業は、45歳の専門的なスキルを求めています。そのため、同業界の転職であれば、中小企業に転職することで高い役職からスタートすることができ、年収アップに繋げる可能性が高まります。

面接対策を徹底して行う

中途採用において面接対策を徹底して行うことは重要です。若手の中途採用であれば、特に実績がなくともポテンシャルで選考通過することが可能です。しかし45歳以上の人材になると、ポテンシャルはそこまで重視されていなく、マネジメントスキルや専門的な知識・経験が重視されます。そのため、マネジメントする側としての話し方と、専門的な知識・経験からくる自信を見せることが重要です。そのため、面接においては常に自信を持って、受け答えもある程度こなせるようにしておく必要があります。

具体的なスキルやキャリアを整理する

自分自身のこれまでの具体的なスキルやキャリアを整理することは重要です。過去のスキル・経験から転職先の企業でどのように貢献することができるかが求められています。具体的なスキルやキャリアを整理する方法は2点あります。1点目は、「自分自身でこれまでの仕事を整理すること」です。これまでの業務報告書でも良いので、これまで行ってきた仕事を1つずつ確認していきましょう。その中で、自分が得た専門的なスキルや、部下や新人と一緒に仕事をした際にどのように教育を行い、成果を出すことに繋げてきたかいくつか出すようにしていきます。その中で自分が選考を受けようとしている会社の仕事で貢献できる部分を見つけて、当てはめていくと面接で活用できるスキル・キャリアの整理をすることが可能です。2点目は「第三者からの意見を聞くこと」です。第三者からの意見を聞くことで、自分の気づいていなかった部分を確認することができます。家族や友人でも良いですが、極力プロや同僚に確認することがおすすめです。例えば転職エージェントであれば、聞き取りを行うことで、あなたがこれまで積み上げてきたスキルやキャリアが明確になってきます。その中で自分がなんとなく行ってきたことが、実は転職市場で評価されるスキルであることに気づくことができるかもしれません。またあなたの仕事を最も近くで見ているのは同僚のため、聞くことで自分の気づいていなかったスキルを知ることが可能です。しかし同僚に聞く際には注意が必要です。同僚に聞いたことで、転職活動が会社に知られてしまうと、転職活動がしづらくなってしまいます。

SNSを活用して自分のスキルをPRする

最近はTwitterなどのSNSを活用して、人材を探している人事担当者もいます。特に45歳以上の人材はSNSなどのツールに弱い傾向にあるため、使うことができれば、入社した後も周りの45歳以上の人材に伝えることができるという点で、意識を向けやすくなります。しかし、いきなり直接応募をかけても反応される可能性は低いです。しかし冷静に動き、徐々に繋がりを持っていくことで認知してもらうことが可能です。また自分が行っている仕事の仕方や影響力を持つことで、市場価値の高い人材というのを示すことができ、SNSから選考を受けることができる可能性が高まります。SNSで発信する際には以下の2点のことを主にPRすることが重要です。

• チームをまとめて成果を出せるマネジメントスキル
• 業界内での専門的な知識・経験があること

これらは45歳以上の人材に対して主に求められているスキルです。上記のスキルに関しての自分自身の考えや経験を発信することで、人事担当者の目に止まり、必要な人材であればオファーをもらうことができるかもしれません。しかしこの方法はすぐに効果が出る可能性は低いです。まずは認知してもらうことが重要なため、積極的に人事担当者や他の会社員と繋がりをもち、認知度を上げていくことが重要です。その際に不適切な発信をしてしまうと、選考に臨める可能性は下がってしまうため、注意して発信を考える必要があります。

45歳転職を目指す上でおすすめの転職エージェント

45歳転職を目指す上でおすすめの転職エージェントを整理します。

リクルートエージェント

国内有数の転職エージェントとして知られるリクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇ることで知られています。過去45万人以上の転職成功実績をもとに、プロのキャリアアドバイザーが履歴書／職務経歴書などの書類添削や面接対策まで徹底対策してくれます。国内最大級の転職エージェントということもあって、拠点の数も多いので、地方在住の方でも安心して利用することができます。

dodaエージェント

パーソルキャリア（旧：インテリジェンス）が手掛ける「dodaエージェント」は、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」と並んで国内最大級の転職エージェントとして知られています。約10万件の求人情報から求職者の希望にマッチした求人をプロのキャリアアドバイザーが紹介してくれます。「何から始めれば良いかわからない」「自分の強みがわからない」といった悩みがある場合は、登録してみると良いでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」の実績とマイナビグループが誇る豊かな求人情報を強みとする転職エージェント。マイナビエージェント経由でしか応募することができない独占求人の数も多いので、一度、登録してみると良いでしょう。

パソナキャリア

パソナキャリアは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェント。運営は株式会社パソナ（東証一部上場）。オリコン顧客満足度調査第1位に選出されている。求人件数は5万件以上。転職後の年収アップ率は67.1%を誇る。高い専門性を備えた専任の転職エージェントによる転職サポートが魅力。

45歳転職を目指す上でおすすめの転職サイト

45歳転職を目指す上でおすすめの転職サイトを整理します。

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）は、人材業界最大手の株式会社リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト。ハイクラス・エグゼクティブ人材向けに、厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録していることが特徴。会員登録完了後はスカウトを待つだけでOK。担当コンサルタントは自分で選ぶことができる。

ビズリーチ

ビズリーチは、管理職や専門職、次世代リーダーなどの即戦力・ハイクラス人材に特化した国内最大級のハイクラス転職サイト。運営元はビジョナル株式会社。高年収の求人が豊富に用意されていることに加えて、優良企業や一流ヘッドハンターからビズリーチを通じてスカウトを受け取ることで、思いもよらない企業やポジションに出会えることが大きな特徴の一つである。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラスのための転職エージェント。運営は株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント（東証一部上場）。約800名のプロフェッショナルが転職をサポート。また、国内大手、外資系、海外進出企業などの厳選求人を多数揃えていることが特徴である。

アサイン

アサインは、コンサルティングファームをはじめとして、経営企画や事業開発、営業職などのハイエンド向け転職支援サービスを展開している。運営は株式会社アサイン。確かな実績をもつキャリアアドバイザーと日本初のAIキャリアシミュレーション「VIEW」で求職者のキャリアを徹底サポートしてくれる。特に20代～30代のハイエンド転職に強い。

AMBI

AMBIは、株式会社エンジャパンが運営する若手ハイクラス人材向けの転職サイト。年収500万円以上の案件が多数。職務経歴書を元にした三段階評価によって、選考通過の可能性がわかることが大きな特徴。登録しておけば職務経歴書を見た企業やヘッドハンターからスカウトを受け取ることができる。

最後に

45歳以上の転職で成功することは非常に難しいです。その理由はマネジメントしづらさやそもそもの求人数が少ないこと、求められるスキルが高いことが挙げられます。また、45歳以上の転職で失敗してしまう人には、これまでの仕事の実績・役職・給料に固執してしまうことや心に余裕がないといった特徴があります。45歳以上の人材には、「マネジメントスキル」や「業界での専門的な知識・経験」が求められます。45歳以上の転職活動で成功するための方法としては、中小企業への選考を中心に受けることや面接対策を徹底することです。その中でも転職エージェントを活用することで、あなたのスキル・キャリアに合った会社を紹介してもらうことができます。転職エージェントではさまざまな転職者の記録が残っているため、同じく45歳で転職活動して成功した人の事例も残っている可能性が高いです。本記事を参考に、45歳以上の転職活動を進めることができたら幸いです。

Photo by Aaron Burden on Unsplash