転職活動を進める上で頼りになるパートナーである【転職エージェント】。しかし、下記のような経験はありませんでしょうか？「担当コンサルタントと相性が悪いから辞めたい…」「転職エージェントを辞めたいけど、どうすればいいのかわからない…」。上記を踏まえ、本記事では以下について解説します。

【本記事でわかる内容】

・転職エージェントが合わない辞めたいと思ってしまう理由
・急かしたり焦らせたりする転職エージェントは辞めてもよいのか？
・合わない辞めたい転職エージェントを退会する方法
・合わない辞めたい転職エージェントを退会する最適なタイミングはいつ？
・合わない辞めたい転職エージェントを退会する際のポイントは？
・合わない辞めたい転職エージェントを退会後の転職の進め方

合わない【転職エージェント】を利用しても、自分のためにはなりません。本記事を参考にして、スムーズに合わない【転職エージェント】の利用を辞めましょう。

転職エージェントが合わない辞めたいと思ってしまう理由

そもそも【転職エージェント】を辞めたくなる理由は、どんな内容があるのでしょう。まずは、【転職エージェント】が合わない辞めたいと思う理由を、下記4つの項目に分けて解説します。

メールや電話の対応が悪い・遅い

まず1つ目の理由は、メールや電話の対応が悪い・遅いことになります。一般的に優秀なコンサルタントほど、メールや電話対応が迅速かつ丁寧です。担当コンサルタントとスムーズに連絡とれず、対応も雑であれば転職活動がスムーズに進められません。そのような場合は、担当コンサルタントの変更や【転職エージェント】は辞めることを検討しても良いでしょう。

担当のアドバイスに納得できない

2つ目の理由は納得のできるアドバイスがされないことです。信頼できるコンサルタントの特徴は、コミュニケーションがきちんと取れアドバイスも納得できます。担当コンサルタントのアドバイスに対して納得できないのは、求職者の考えや希望を汲み取っておらず、きちんとコミュニケーションが取れていない可能性があります。何度もコミュニケーションを試みても納得できない場合は、求職者のことを考えていない場合があるため、担当コンサルタントの変更や【転職エージェント】の退会を考えて良いでしょう。

希望に沿った求人紹介ではない

3つ目の理由は、希望に沿った求人紹介ではないことです。担当コンサルタントに希望する職種や年収、キャリアビジョンなどを伝えたとしても、希望に沿った求人ではない場合があります。このようなケースは、

• 求職者の職歴や適性をきちんと考え提案してくれている
• 担当コンサルタントの都合で紹介している

の2つに分かれます。以上の場合は担当コンサルタントに、「なぜその求人を紹介してきたのか」をしっかり納得ができるまで説明してもらうようにしましょう。もしも納得できない場合は、求職者のことを考えていないでしょう。

強引な応募や内定承諾

4つ目は強引な応募や内定承諾です。このようなことが生じる原因は、

• 転職エージェントの報酬の仕組み
• 担当コンサルタントのノルマ

であると考えられます。【転職エージェント】は、求職者が内定して初めて報酬をもらえます。また、担当コンサルタントは、昇給や昇格がかかっている場合があるのです。これらの【転職エージェント】へ報酬や担当コンサルタントの事情により、強引な応募や内定承諾が発生してしまいます。強引なコンサルタントにあたった場合は、直ちに担当を変更するか【転職エージェント】を辞める検討をしても良いでしょう。

急かしたり焦らせたりする転職エージェントは辞めたほうがよいのか？

【転職エージェント】の担当コンサルタントの中には、急かしたり焦らせたりする人がいます。参考として、急かしたり焦らしたりする理由は下記4つがあります。

1. 本当におすすめの求人であり、採用枠が埋まる前に決めてほしいため
2. 希望条件に沿った求人が少なく、今回のチャンスを逃してほしくないから
3. 企業側の事業があるため
4. 担当コンサルタントのノルマをがあるため

以上のような理由が、急かしたり焦らしたりする理由です。つまり、本当に求職者のためを思っている場合と、担当コンサルタントと企業側の都合である場合があります。担当コンサルタントが急かしたり焦らせたりしてくる場合は、その理由を聞き納得ができる答えが返ってくるかを確認しましょう。もしも、納得できる理由が返ってこない場合は、【転職エージェント】を辞めることを検討しても良いでしょう。

合わない辞めたい転職エージェントを退会する方法

【転職エージェント】を辞める方法はいくつかあります。下記の4つを参考にして、自分にとって負担の少ない方法で【転職エージェント】を辞めましょう。

退会プロセスを確認する

当然ながら、【転職エージェント】によって退会プロセスは異なります。大前提として、どのような場合でも、退会理由の説明と担当コンサルタントへのお礼の言葉を伝え、お互いにトラブルなくサービスの利用を終わらせましょう。なお、担当コンサルタントから辞めることを引き止められる可能性もあります。その場合にはっきりと辞める理由を伝えられるように、退会理由をまとめておきましょう。

退会フォームからの手続き

【転職エージェント】は退会フォームが用紙されているのがほとんどです。

【退会フォームからの手続き】

【転職エージェント】のホームページ→退会ページへ移動→退会フォームに入力

以上の流れで退会しましょう。なお担当コンサルタントにも、電話やメールで退会する理由とサポートのお礼の言葉を述べましょう。そうすることで、お互いに気持ちよくトラブル無く退会できるでしょう。

電話かメールで担当者に伝える

退会フォームが用意されていない【転職エージェント】も存在します。その場合は、担当コンサルタントに、電話かメールで退会の旨を伝えなければなりません。特に電話の場合では、退会の理由を聞かれたり引き止めが生じたりします。連絡する前に退会の理由をきちんとまとめておきましょう。そして、丁寧かつはっきりと自分の意思を伝えれば特にトラブル無く退会できます。

中断という選択肢もある

【転職エージェント】を完全に辞めてしまうのではなく、中断という選択肢もあります。例えば、下記のような事情ができた場合は中断を検討しましょう。

• 「今後の就職先について考えたい」
• 「今後のキャリビジョンについて考えたい」
• 「転職活動を進められない理由ができた」

このような場合は、退会ではなく中断したい旨を担当コンサルタントに伝えてみましょう。中断の方が転職活動を再開しやすく、「引き続き希望の求人があったら紹介してほしい」と伝えておけば、定期的に求人情報を提供してくれるでしょう。

合わない辞めたい転職エージェントを退会する最適なタイミングはいつ？

次に【転職エージェント】の辞める最適なタイミングを紹介します。非常識なタイミングで退会を申し出ると転職エージェントや採用企業に迷惑がかかります。下記2つの項目を参考にして、退会に最適なタイミングを知りましょう。

求人紹介される前

求人を紹介される前に退会を申し出れば、特にトラブル無く辞められます。なぜなら、担当コンサルタントも企業に応募を出しておらず、【転職エージェント】にも企業側にも迷惑がかからないためです。そのため求人を紹介されるまえに、担当コンサルタントに電話やメールで退会の旨を伝えれば、スムーズに辞めることができるでしょう。

面接日時が決まる前

もう一つは面接の日時が決まる前になります。担当コンサルタントや企業が面接の日程を調整している可能性もありますが、実際に大きく時間を取らせてしまうわけではありません。そのため、企業や担当コンサルタントに多大な迷惑はかかりません。しかし、担当コンサルタントは企業に対して推薦状の送付や紹介の連絡をしている可能性があるので、謝罪とお礼の言葉は述べましょう。

合わない辞めたい転職エージェントを退会する際のポイントは？

次に、合わない【転職エージェント】を辞めるためのポイントを解説します。【転職エージェント】を辞めるポイントをしっかりおさえて、スムーズかつトラブルなく辞めましょう。

早めに辞めたい旨を伝える

転職活動を進める中で、「転職エージェントや担当コンサルタントが合わず辞めたい」と考えているのならば、早めに伝えておくのが得策です。なぜなら、辞めたいと悩んでいる内にも担当コンサルタントは転職に向けて業務を進めているためです。もしも、辞めたい旨を伝えるのが遅くなると、

• 面接の日時が決まってしまう
• 選考が進み内定が決まってしまう

などが生じてしまうためです。以上2つの後に辞めたいことを伝えると、【転職エージェント】にも企業側にも迷惑がかかってしまいます。また、悩んでいる内にずるずると面接や内定が決まってしまうと、自分にとって良いことはないでしょう。以上のことがあるため、【転職エージェント】を辞めたい旨は早めに伝えるようにしましょう。

辞めたい理由を明確にしてから伝える

【転職エージェント】や担当コンサルタントが合わなくて辞めたいと思っている場合、担当コンサルタントへその理由は伝えづらいでしょう。しかし、正直に伝える方が良いです。例えばメールの場合は、

などになります。合わないという理由で退会する場合でも正直に伝えることは、【転職エージェント】側のためにも自分のためにもなります。嘘はつかずに辞めたい理由を明確に伝えましょう。

音信不通は避ける

【転職エージェント】を辞めたい理由を伝えづらいからといって、音信不通になるのは避けましょう。なぜなら、【転職エージェント】ではサービスを利用した求職者の履歴が残るためです。そして、音信不通となった求職者は印象が悪くなるに加えて、もしもサービスの利用を再開しようとした場合に転職活動をスムーズに進められないなど、なんらかの影響を生じる可能性があります。どんなに伝えづらくても、今後の転職活動のために音信不通となることだけは避けましょう。

合わない辞めたい転職エージェントを退会後の転職の進め方

合わない【転職エージェント】を無事辞められたとしても、今後どのように転職活動を進めようかと悩みませんか。ここからは、【転職エージェント】を辞めた後の転職活動の方法を3つの項目に分けて解説していきます。

個人で転職活動を進める

1つ目の方法は、個人で転職活動を進めることです。個人で転職活動を進めるのは情報収集などの面で難易度が高くなります。しかし、

• 自分のペースで転職活動を進めることができる
• 転職エージェントや担当コンサルタントの良し悪しに振り回されない

などのメリットもあります。自分一人でも積極的に転職活動が行える行動力があり、「転職エージェントの利用にうんざりしている」方は、個人で転職活動を進めましょう。

別の担当者を紹介してもらう

2つ目は【転職エージェント】を辞めずに、担当コンサルタントを変更して貰う方法があります。しかし、合わない担当コンサルタントに直接「担当を代えてほしい」とは伝えづらいでしょう。直接伝えられない場合は、【転職エージェント】のホームページにある「お問い合わせ・相談窓口」から担当を代えてほしい旨を伝えましょう。

別の転職エージェントの登録する

3つ目は別の【転職エージェント】に登録することです。おすすめとしては、複数の転職エージェントに登録して利用することです。複数の【転職エージェント】や担当コンサルタントを利用すると、自分にとって相性が良いコンサルタントや希望の求人が見つかりやすくなるでしょう。

【最新版】おすすめの転職エージェント

おすすめの転職エージェント（最新版）を整理します。

リクルートエージェント

国内有数の転職エージェントとして知られるリクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇ることで知られています。過去45万人以上の転職成功実績をもとに、プロのキャリアアドバイザーが履歴書／職務経歴書などの書類添削や面接対策まで徹底対策してくれます。国内最大級の転職エージェントということもあって、拠点の数も多いので、地方在住の方でも安心して利用することができます。

dodaエージェント

パーソルキャリア（旧：インテリジェンス）が手掛ける「dodaエージェント」は、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」と並んで国内最大級の転職エージェントとして知られています。約10万件の求人情報から求職者の希望にマッチした求人をプロのキャリアアドバイザーが紹介してくれます。「何から始めれば良いかわからない」「自分の強みがわからない」といった悩みがある場合は、登録してみると良いでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」の実績とマイナビグループが誇る豊かな求人情報を強みとする転職エージェント。マイナビエージェント経由でしか応募することができない独占求人の数も多いので、一度、登録してみると良いでしょう。

パソナキャリア

パソナキャリアは、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェント。運営は株式会社パソナ（東証一部上場）。オリコン顧客満足度調査第1位に選出されている。求人件数は5万件以上。転職後の年収アップ率は67.1%を誇る。高い専門性を備えた専任の転職エージェントによる転職サポートが魅力。

【最新版】おすすめの転職サイト

おすすめの転職サイト（最新版）を整理します。

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）

リクルートダイレクトスカウト（旧：キャリアカーバー）は、人材業界最大手の株式会社リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト。ハイクラス・エグゼクティブ人材向けに、厳選した優良なヘッドハンターだけがサービスに登録していることが特徴。会員登録完了後はスカウトを待つだけでOK。担当コンサルタントは自分で選ぶことができる。

ビズリーチ

ビズリーチは、管理職や専門職、次世代リーダーなどの即戦力・ハイクラス人材に特化した国内最大級のハイクラス転職サイト。運営元はビジョナル株式会社。高年収の求人が豊富に用意されていることに加えて、優良企業や一流ヘッドハンターからビズリーチを通じてスカウトを受け取ることで、思いもよらない企業やポジションに出会えることが大きな特徴の一つである。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、管理・専門職、ミドル・ハイクラスのための転職エージェント。運営は株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント（東証一部上場）。約800名のプロフェッショナルが転職をサポート。また、国内大手、外資系、海外進出企業などの厳選求人を多数揃えていることが特徴である。

アサイン

アサインは、コンサルティングファームをはじめとして、経営企画や事業開発、営業職などのハイエンド向け転職支援サービスを展開している。運営は株式会社アサイン。確かな実績をもつキャリアアドバイザーと日本初のAIキャリアシミュレーション「VIEW」で求職者のキャリアを徹底サポートしてくれる。特に20代～30代のハイエンド転職に強い。

iX転職

iX転職は、パーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス向けの転職サイト。年収1,000万円以上の非公開求人を多数取り扱っていることが特徴の一つ。厳選されたヘッドハンターがキャリアの選択肢を適切に提案してくれる。また、「クラウドキャリアコーチ」を活用すれば、第三者との対話を通じてキャリアに関する悩みを解消することができる。

AMBI

AMBIは、株式会社エンジャパンが運営する若手ハイクラス人材向けの転職サイト。年収500万円以上の案件が多数。職務経歴書を元にした三段階評価によって、選考通過の可能性がわかることが大きな特徴。登録しておけば職務経歴書を見た企業やヘッドハンターからスカウトを受け取ることができる。

最後に

今回は合わない【転職エージェント】の退会方法や辞めるタイミング、ポイントなどを解説しました。転職は自分の人生を左右する活動になります。辞めようか悩みながら、ずるずるとサービス利用を続けても自分のためにはなりづらいです。そのため、「合わない」「辞めたい」と思ったら、すぐに行動を起こすことをおすすめします。そして次の転職活動を進めていき、自分が納得できる【転職エージェント】の利用や求人と出会えるように行動していきましょう。

Photo by Lucrezia Carnelos on Unsplash