地元の魅力を発信する市民クリエイターの育成を目指す『合志市クリエイター塾』が2021年9月から開催される。東京の映像制作会社『ロボット』が運営にあたり、企画、演出、撮影といった映像制作のノウハウを実践形式で学んでいく。
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今年で7年目を迎える『合志市クリエイター塾』。8月23日には合志市の荒木市長と今回から事業に参加する青森県六戸町と石川県内灘町の関係者がオンラインで市民クリエイターにかける思いを話し合った。荒木市長は「今年は100名を超える方々にご参加いただいている。長く続けてきたことが評価されていると感じる。今後もクリエイターの皆様が活躍できる場づくりを行っていきたい」と今後の展望を述べた。
その後、卒業生による体験談の紹介が行われた。 『合志市クリエイター塾』出身で、高校生ながらアジアの映画祭にノミネートされた経験を持つ池田さんは、「目的を明確化し、必要な要素を絞り込むことが映像制作において重要だと学んだ。人の心を動かして実際に行動に移してもらう。そんな映像クリエイターを目指していきたい」と自身の将来に向けた意気込みを語った。
その他、元介護士で50代で映像制作会社を起業した加藤さんや子供の頃の夢を叶え映像クリエイターとなりNPO法人で地元起業のPR動画の制作等を行う永目さんが「合志市クリエイター塾」との出会いによる人生の変化を語った。
都心部に比べ、地方はクリエイターになるための情報や手段が少ない。また、フリーランスや副業というキャリア選択をする人も少ない。そんな中、合志市では自治体の後押しで市民のキャリアが開かれるケースが数多く起こっているという。
今後『合志市クリエイター塾』では、青森県六戸町や石川県内灘町を皮切りに、市民クリエイター育成の輪を全国に広げていきたい考えだ。